料理で使うことも多い砂糖ですが、あなたはどう収納していますか?
もし袋ごと収納しているなら、要注意です。砂糖が固まってしまったり、虫害にあってしまったりするかも…。
砂糖の収納は、湿気と乾燥を防ぐために密閉性が大切!
私もケースに入りきらない砂糖は袋ごと保管しています。
袋の中で砂糖が大きな塊となってしまうことも多く、使うときに一苦労…。
しかし、密閉性のある収納ケースなら固まってしまうことを防げますよ。
この記事では、「砂糖の収納を袋ごと行うことがダメな理由」や「正しい収納場所」についてもご紹介!
砂糖の収納方法に困っている場合や、収納ケースを買い替えようとしている場合は、最後まで必見です!
砂糖の収納ケースは密閉性がカギ!湿気と乾燥を防ごう
砂糖を固まりにくくするためには、収納ケースの密閉性が重要です。
あなたも砂糖を使おうと思ったとき、いつの間にか大きな塊ができていて困ったことはありませんか?
その原因は、密閉性の低い収納ケースを使っているからかもしれません。
密閉性が低い収納ケースは、中の湿度も変わりやすいです。結果、砂糖が固まりやすくなってしまいます。
また、密閉性が低い収納ケースだと、砂糖にニオイ移りしやすくなるデメリットも…。
砂糖が固まる原因は湿気と乾燥!
砂糖が塊になる原因は「湿気」と「乾燥」の2つなのです。
湿気はわかるけど、乾燥も…?と不思議に思いますよね。
砂糖は元々くっつきやすい性質があるのですが、製造過程でコーティングをして固まりにくくしています。
乾燥すると、粒の表面にあるコーティングがはがれ、粒同士でくっついてしまうのです。
逆に湿度が高くても砂糖が溶けて、固まってしまいます。
つまり、密閉性のある収納ケースを使って、湿度を一定に保つことが重要なのです。
乾燥と湿気、どっちも原因なんて意外!
砂糖が固まりにくい収納ケースの特徴は?
砂糖を固まりにくくするには、収納ケースの密閉性が大切です。
湿度や乾燥防止には、パッキン付きのケースがおすすめです。
さらに、フタを回して開け閉めするスクリュータイプだと密閉度もアップ!
パカパカとワンタッチで開けるタイプのケースはすぐに使えて便利です。
あなたも使ってみようと思ったことがあるのではないでしょうか?
しかし、ワンタッチで空けるタイプのケースは湿気や乾燥を防げないため、砂糖が固まりやすいです。
砂糖が固まってしまっては、開けやすくても結局使いづらくなってしまいます。
しかし、料理をするときにサッと使えた方が便利ですよね。
あらかじめ砂糖をボウルなどに入れて準備しておくとサッと使えます。
また、陶器の収納ケースを使うこともおすすめです。
陶器には調湿効果があるので、ケース内の湿度をちょうどよく保ってくれますよ!
陶器のケースは見た目もシンプルでおしゃれなものが多いです。あなたのキッチンにも馴染んでくれるはず!
ただし、「残量が見えない」「重い」というデメリットもあります。
素材は他にもホーロー製、プラスチック製、ガラス製など様々なものがあります。いろいろ比べて決めてくださいね。
私は100円ショップで買ったプラスチック製のものを使っています。
よくモノを落としてしまうので、プラスチック製というのはマストです。
フタがスクリュータイプになっているケースですが、パッキンはありません。
そのため、塊ができてしまうことも…。次は密閉性の高いものに買い替えたいです!
キッチンの雰囲気に合わせて決めるのも良さそう!
密閉性だけ忘れずに!
砂糖の収納を袋ごとしてはダメな理由!虫害の恐れも
砂糖を袋ごと収納していると、固まりやすくなったり害虫が発生する原因になったりします。
ケースに入り切らない砂糖は、口をクリップや輪ゴムで止めたりして袋ごと収納していることも多いのではないでしょうか。
また、砂糖の袋に取り付け、袋をそのままケースとして使用できるフタも100円ショップ等で販売されています。
砂糖の袋は見た目からして水分や湿気を通さなさそうですよね。
しっかり口を閉じておけば問題ないと思いがちです。
しかし、開封・未開封に関わらず、袋ごと収納しておくのはNGです。その理由は2つあります。
- 砂糖の袋は穴が開いており密閉性に欠ける
- 虫害の恐れがある
砂糖の袋は穴が開いており密閉性に欠ける
砂糖の袋は、口さえしっかりとめておけば密閉性が保たれると思いがちです。
しかし、意外にも砂糖の袋は密閉されておらず、見えない穴が開いています。
輸送時の破裂防止、陳列しやすさという理由から空気が抜けるようになっているのです。
お米も同じ理由で実は袋に穴が開いている!
つまり、袋ごと保管していても湿気と乾燥を防げないため固まりやすくなります。
私もケースに入り切らない砂糖は、口をクリップでとめて袋ごと収納しています。
「袋なのになぜ塊ができるのかな?」と不思議に思っていたのですが、実は袋に穴が開いていたのですね。
保管用収納ケースと、料理で使うときの収納ケース、二つあれば良さそうです。
虫害の恐れがある
袋ごと保管していると、虫が袋を食い破って侵入してくることもあり得ます。
砂糖を使おうと思って取り出したときに虫が出てきたら…。ゾッとする話です。
あなたもなるべく害虫とは出会いたくないですよね。
袋ごと保管しているならすぐにやめることをおすすめします。
砂糖の場合、お米や小麦粉と違って虫が住み着いてしまうことはありません。
しかし、袋の中に侵入してくることは十分あります。
密閉されているケースなら、虫が侵入してくる可能性もなくなります。
私の場合、袋で保管していても虫害には幸いまだ遭っていません。
しかし、今後はどうなるか分からないので、早めに保管用のケースを購入しようと思います。
密閉性のあるケースに入れれば、砂糖も固まりにくく虫害に遭いにくいので一石二鳥!
砂糖の正しい収納場所は常温で湿度が一定な場所!
砂糖を収納しておくには、湿度の一定な場所で常温保存することが鉄則!
正しい場所で保存しないと、せっかく密閉性のあるケースを使っていても意味がありません。
砂糖は戸棚の中等、湿度変化が少ない暗所に保存しておきましょう。
砂糖の保管は冷蔵庫でしているという話を聞くこともありますよね。
虫害のことを考えると良さそうに感じますが、実はNGです。
使うたびに砂糖を冷蔵庫から取り出すことで温度が変わるため、劣化しやすくなります。
温度が変わると湿度に影響を及ぼし、固まりやすくなってしまうことも…。
また、冷蔵庫にはいろいろな食材が入っているため、ニオイ移りする可能性も高まります。
よって、砂糖は冷蔵庫での保管に適していません。違う場所で保管しましょう。
しかし、「常温」「一定の湿度」というと、キッチンでどこがいいか迷う場合もありますよね。
キッチン収納が充実していないタイプのお家だとなおさら悩む…
その場合、「蒸気が当たらず、温度変化のあまりない場所」と考えて決めてみてください!
私の家もキッチンが狭く、収納はそんなに広くありません。
砂糖の保管場所も迷いましたが、購入したキッチンワゴンに収納しています。
暗所ではないですが、「蒸気が当たらず、温度変化のあまりない場所」を選んだので、劣化することなく保管できていますよ!
砂糖を収納していて固まったらどうする?対処法4選
収納している砂糖が固まった場合は、家にあるもので柔らかくできます!
どれも簡単な方法ばかりなのですぐに実践できますよ。
収納ケースの密閉性や、収納場所に気を使っていても、絶対固まらないとも言い切れませんよね。
そこで、砂糖が固まった場合の対処法を【4つ】ご紹介!
電子レンジにかける
湿気で固まってしまった砂糖に効果のある方法です。
固まった砂糖を耐熱容器に移し、ラップせず【1分ほど】加熱します。
様子を見て、柔らかくならないときは【30秒ずつ】追加して加熱しましょう。
熱しすぎると砂糖が溶けてしまったり、変色したりするので注意してくださいね。
電子レンジにかけても意味がなかった場合は、乾燥で固まっている可能性大!次にご紹介する対処法をやってみてください。
低めのワット数でやってみてね!
霧吹きで水をかける
砂糖の塊全体にシュッと水をかけるだけで効果があります。
乾燥で固まっている場合は、水分を与えてあげると砂糖の塊が柔らかくなります。
ただし、かけすぎには注意!かけすぎると砂糖が水分で溶けてドロドロになってしまいます。
柔らかくするには、塊の中心まで水分が届かなければなりません。様子見しながら水分を与えてあげてくださいね。
加減が心配なら次に紹介する方法をやってみて!
湿らせたキッチンペーパーをフタに挟む
キッチンペーパーを濡らして絞り、フタに挟んでおく方法です。
キッチンペーパーに含まれる水分が、砂糖をサラサラの状態へと戻してくれます。
少し時間がかかりますが、霧吹きを用意できない時は良い方法です。
しっかりキッチンペーパーを絞らないと、今度は湿気で砂糖が固まってしまいます。
実践するときは固く絞るのがコツ!
食パンを容器の中に入れる
砂糖の容器に食パンを入れ、密閉しておく方法です。
食パンに含まれる水分が砂糖へと移動します。その結果、サラサラの砂糖が復活!
即効性はないので、時間があるときにやりたい対処法です。
砂糖がサラサラになったら、食パンを必ず取り出してください。
食パンの代わりにキャベツなどの野菜でも代用可能!
まとめ
- 砂糖の収納ケースは密閉性が高いもので湿気と乾燥を防ごう!
- 砂糖の袋は密閉性なし!収納時にケースへ移し替えが必要!
- 砂糖の最適な収納場所は常温で湿度が一定なところ!
- 砂糖を収納していて固まったときの対処法は3つ!
砂糖の正しい保管方法について、知らないことも多かったのではないでしょうか。
袋ごと保管するのは、誰もがやりがちな収納方法ですよね。
正しい方法で収納すれば、砂糖を使うときの一苦労がなくなりますよ。
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