私は、衣服やタオルを使ったら、その日のうちに洗濯機で洗います。毎日洗濯すると衛生的ですし、持ち物を増やさずに済みます。
しかし、次第に洗いたての洗濯物がカビ臭くなってきました。あなたは、洗ったばかりの洗濯物がもう臭っている状態に耐えられますか?
そこでカビキラーで洗濯槽を洗浄してみました。洗浄後、洗濯物のカビ臭さはなくなりました。
洗濯槽は、カビキラーを使って定期的にカビ洗浄してみましょう!
カビキラーの正しい使い方をまとめてみました。せひご覧ください。
お手元にある全自動洗濯機の取扱説明書をあらためて見直してみましょう。洗濯ではなく、カビ洗浄向けの使い方があると思います。
これでカビキラーによる洗濯槽の洗浄効果がアップします。本記事で使い方を確認しましょう。
洗濯槽はカビキラーの正しい使い方で定期的に洗浄を
洗濯槽はカビが発生しやすいので、カビキラーの正しい使い方を理解して、定期的に洗浄しましょう。
洗濯槽は、いつも湿度が高くなります。また、髪の毛や皮膚などが洗濯槽に残っていることもあります。
よって、洗濯槽は、季節に関わらず、カビがとても発生しやすい環境です。
カビの付着で、洗いたてなのに衣服から異臭が発生します。また、そのような服を着ることで、人体に異常が出る可能性もあります。
カビは、視認しづらい洗濯槽の裏側に多く発生します。
見た目が問題なさそうでも、実際はとんでもないことになっているかもしれませんね。
全自動洗濯機は洗濯槽が二重構造になっています。衣服は内槽にあります。内槽には細かい穴が空いています。
脱水時は、衣服の水分を、遠心力によって、細かい穴から外槽へ飛ばすことが出来ます。
二重構造の洗濯槽では、隙間に水分や汚れがたまりやすくなっています。これがカビの温床となってしまいます。
本項目では、正式名称「洗たく槽カビキラー」による、洗濯槽の洗浄方法を説明します。
本記事で、「カビキラー」と記載してある場合は、すべて「洗たく槽カビキラー」を表しています。
正しいカビキラーの使い方をマスターして、定期的に洗浄してみましょう。
カビキラーの特徴
カビキラーはジョンソン株式会社の洗濯槽用洗浄剤です。正式名称は「洗たく槽カビキラー」です。主な特徴をまとめました。
- 一回使い切りタイプが【550gで約400円】
- 塩素系洗浄剤
- 【9kgサイズ】までの洗濯槽に対応
- 全自動洗濯機、乾燥機能付き全自動洗濯機対応
- ドラム式自動洗濯機対応
- 二槽式洗濯機対応
- ステンレス製洗濯槽対応
- 穴がない洗濯槽対応
価格は、他社の塩素系洗浄剤よりも、かなり安くなっています。
この価格に対抗出来るのは、プライベートブランド商品ぐらいです。
カビキラーは、ほとんど全ての洗濯機に対応しています。悩む必要がありませんね。
【9kgサイズ】以上の洗濯槽では、カビキラーを【2本】使って洗浄します。
二槽式洗濯機は、洗濯槽が二重になっていません。このためカビが付着しづらくなっています。
それでも、二槽式洗濯機を洗浄するために、カビキラーを使用出来ます。
一般的に、塩素系洗浄剤は、金属を腐食させる恐れがあります。
しかし、カビキラーは防サビ剤配合なので、ステンレス槽を腐食させません。
穴がない洗濯槽は、おそらくシャープ製品のみだと思います。
穴がない洗濯槽は、内側と外側の二重構造がないタイプです。これでもカビキラーは使えます。
カビキラーの正しい使い方
カビキラーで、自動洗濯機の洗濯槽をカビ洗浄することは、とても簡単です。
下記は、全自動洗濯機で「標準コース」を使って洗浄する場合の手順です。
- 洗濯槽の糸くずフィルターを外す
- 必ず、電源投入後、カビキラーを洗濯槽に投入する
- カビキラーは、容器に入っている全てを投入する
- 通常洗濯時と同じ「標準コース(おまかせコース)」(洗濯→すすぎ→脱水)を使用する
- 水は、「標準コース」で選択出来る最大量を入れる
- あとは洗濯機を「標準コース」で自動運転させる
- 終了後、洗濯槽に汚れがある場合はすすぎをする
電源投入前にカビキラーを入れると、カビキラーが洗濯槽から排水されてしまいます。
カビキラーを入れるのは、必ず電源投入後にしましょう。
また、注水後にカビキラーを投入すると、カビキラーが跳ね飛びやすくなります。人体や衣服に付着する危険が高まってしまいます。
まず電源投入後にカビキラーを投入します。その後「標準コース」を実行すると、フタが閉じられている状態で、自動給水出来ます。
このようにすると、カビキラーが飛び跳ねにくくなります。
「標準コース」で自動的に洗浄すると、最大量の水ですすぎを【2回】実施することになります。これで十分に洗浄剤が洗い流せます。
これでまだカビ臭さが気になるようでしたら、もう一回すすぎを実行してみましょう。
カビ洗浄が終了したら、ただちに衣服を洗濯出来ます!
カビキラーを使う際の注意事項
カビキラーで洗濯槽を洗浄する際は、下記の事柄に注意しましょう。
- 洗濯槽の洗浄用途で、スプレー式「カビキラー」を使わない
- カビキラーをお湯で使用しない
- カビキラーを入浴剤の入っている残り湯で使用しない
- カビキラーを洗剤投入口から入れない
本記事の「カビキラー」とは、「洗たく槽カビキラー」のことです。
スプレー式の容器で売っている「元祖カビキラー」では、洗濯槽を洗浄出来ません。
「元祖カビキラー」には、防サビ剤が入っていませんので、大量使用で金属を腐食させてしまいます。
次にカビキラーをお湯の入った洗濯槽に投入してはいけません。
急激な化学反応で、塩素臭がきつくなってしまいます。
また、入浴剤の入っている残り湯を使うと、カビキラーと反応して塩素ガスが発生してしまいます。
洗剤投入口からカビキラーを投入すると、カビキラーが洗浄されずに残留します。
すると、その後洗濯する際に、カビキラーと洗剤が混ざってしまいます。塩素ガスや、衣服の変色・変形が発生してしまいます。
カビキラーを使う頻度の目安
カビキラーの製造メーカー、ジョンソン株式会社は【1~2ヶ月】で定期的に洗浄することを推奨しています。
カビの大量発生で、異臭や汚れが出る前に洗浄しましょう。
洗濯槽をカビキラーで洗浄するのに効果が上がる方法
つけおき洗いや「槽洗浄コース」を使用すると、「標準コース」だけの場合よりも、カビ洗浄効果がアップします!
本項目では、つけおき洗いや「槽洗浄コース」でカビ洗浄する方法を説明します。
つけおき洗い
カビキラーの製造メーカーは、初めて洗濯槽洗浄する場合に、つけおき洗いを推奨しています。
つけおき洗いも「標準コース」で実行します。給水するまでの手順は全く同じです。
給水音が止んだら、「洗い」の前に自動実行を一時停止させます。
洗濯槽に水が最大量入った状態です。カビ洗浄の効果を上げるために、そのまま【3時間】つけおきして放置します。
その後は、「標準コース」をスタートさせればOKです。
槽洗浄コース
私が使用している全自動洗濯機はパナソニック製品です。
この製品で説明しますと、下記の手順になります。なんと【約11時間】もかかります。その中で「洗い」に【約10時間】もかけています。
取扱説明書では「(衣類専用の)塩素系漂白剤」を推奨していますが、塩素系洗浄剤であるカビキラーで、効果アップさせましょう。
- 電源を投入する
- 「槽洗浄コース」を選択してスタートさせる
- 最初の給水が終わったら一時停止させる
- カビキラーを投入する(飛び跳ね注意)
- フタを閉めてスタートさせる
- 【約11時間後】終了
取扱説明書で指定してある手順ですと、給水後にカビキラー投入となっています。
水位が高くなっているので、カビキラー投入時は飛び跳ね注意です。
取扱説明書には、【月1回】洗浄してください、と記載してありました。カビキラーの製造メーカーは【1~2ヶ月】を推奨しています。
洗濯槽をカビキラーではなく他製品で代用して洗浄する
洗濯槽をカビキラーではなく他製品で代用して洗浄する方法があります。
洗濯槽の洗浄には、カビキラーを使用すると、コストパフォーマンスが良く、しかも簡単です。
カビキラーを使用すると、カビ洗浄が数十分で完了します。そして、洗浄完了後、直ちに洗濯することも可能です。
しかし、カビキラーを使用すると、洗浄中、洗浄後の塩素臭が気になります。また、使用時、人体や衣服に付着する危険もあります。
このような不安のために、カビキラーやその他塩素系洗浄剤が使用出来ないケースもあるでしょう。
よって本項目では、酸素系洗浄剤で代用して洗濯槽を洗浄する方法について説明します。
酸素系洗浄剤
活性酸素の働きでカビを落とします。なんと「洗たく槽カビキラー」の姉妹品がありました!
正式名称は「アクティブ酸素で落とす洗たく槽カビキラー(非塩素系)」です。
Webサイトの記事タイトルみたいな製品名ですね。
「アクティブ酸素で落とす洗たく槽カビキラー(非塩素系)」の特徴を上げてみました。
- 粉末状なので、水に溶かしてから洗浄力を発揮する
- 塩素系洗浄剤ではないので、もちろん塩素臭がない
- 泡立ちが多い洗浄剤なので、ドラム式自動洗濯機では使用出来ない
- 塩素系洗浄剤よりも洗浄力が弱い
- 価格がほぼ、塩素系の「洗たく槽カビキラー」と同じ
箇条書き最後のとおり、酸素系洗浄剤は、塩素系よりも洗浄力が劣ります。
しかし、安全に使用出来ることが第一であるならば、酸素系洗浄剤を選択すると良いでしょう。
ドラム式の自動洗濯機は、上から下へ洗濯物を叩き落とすことで洗浄しています。
叩き落として洗濯する方式の場合、過剰の泡は邪魔になってしまいます。
このため、機種によっては、過剰な泡を消そうとして排水してしまい、カビ洗浄が出来なくなる場合もあります。
そのような理由から、ドラム式洗濯機では、この製品を使用出来ません。
一般的に、酸素系漂白剤や台所用漂白剤は、泡立ちが多いです。よってドラム式洗濯機で「塩素系」の代用として使用出来ません。
まとめ
- 洗濯槽はカビが発生しやすいので、カビキラーの正しい使い方によって、定期的な洗浄を
- カビキラーは通常の洗濯と同じ「標準コース」で、手軽に洗濯槽を自動洗浄出来る
- カビキラーで洗濯槽をカビ洗浄する頻度は【1~2ヶ月ごと】
- カビキラーを使ったつけおき洗いや「槽洗浄コース」洗浄で、洗濯槽のカビ洗浄効果がアップ
- 塩素系洗浄剤は強力なカビ洗浄が出来る
- 酸素系洗浄剤は安全にカビ洗浄が出来る
カビ洗浄は、カビの臭いや汚れが出る前に実施しましょう。また、普段からカビが発生しにくいような工夫をしましょう。
例えば、洗濯機に「(洗濯槽の)乾燥コース」があれば実行してみましょう。
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