スマホやパソコンが普及し始めてから、「ブルーライト」という言葉を聞くようになりました。
ブルーライトカットをしなければ、体に悪い影響があると言われています。
現に、ブルーライトカット効果のあるメガネなども販売されていますよね。
しかし、ブルーライトカットをずっとしていれば、体にいい効果があるわけではないのです。
ブルーライトカットの効果を得たいなら、夜に対策することがおすすめです!
私は、ブルーライトカットを四六時中するべきだと思っていました。
悪影響があると聞いたら、不安な気持ちになりますよね…。
しかし、世間で言われているほど、ブルーライトを過剰に恐れる必要はないです。
この記事では、ブルーライトカットの効果についてご紹介します。
正しい情報を知って、効果的にブルーライトカットしましょう!
ブルーライトカットで効果を得るなら夜に対策しよう!
ブルーライトカットで効果を得るなら、夜に対策するのがおすすめです。
そもそもブルーライトって…?
ブルーライトとは、ヒトが見られる光「可視光線」の中で、一番強い光です。
スマホやパソコンなど、液晶画面から発せられることで有名ですね。
ブルーライトは、交感神経を優位にする効果があります。
交感神経とは、自律神経の1つです。体を活動的にする作用があります。
反対に、副交感神経というものもあります。副交感神経は、リラックスの自律神経です。
交感神経と副交感神経は、アクセルとブレーキのようなもの!
昼間、アクセルである交感神経が優位になる分には、問題ありません。
しかし、寝る前、交感神経が優位になると、どうなるでしょうか?
本当はリラックスすべき時間なのに、「活動するぞ!」と体が張り切ってしまい、寝つきにくくなってしまいます。
寝不足になると、さまざまなデメリットがあります。
眠気で昼間、思うように活動できなくなったり、体内時計が狂ってしまったりしますよね。
私も寝不足の翌日は、家事や仕事など、全てを面倒に感じてしまいます…。
寝不足はいいことなし!
スマホを寝る前に見た場合、ブルーライトの効果で交感神経が優位となります。
結果、寝付きにくくなって寝不足に陥ってしまうのです。
「寝る前のスマホはよくない」と言われるわけですね。
本来ならば、就寝の【2~3時間前】は電子機器から離れた方がいいです。
しかし現代において、スマホは必須ツール。現実的には難しいですよね…。
1日だけならできるかもしれないけど、毎日は難しそう…。
おすすめなのは、夜になったらブルーライトカット対策を始めることです。
全く見ない時ほどの効果はありませんが、ブルーライトを軽減できます。
ブルーライトカットする以外だと、なるべく見ないようにスマホを控えることも効果アリ!
無理のない範囲で、夜にブルーライトカットを軽減しましょう!
ブルーライトカットを昼にしても効果がない理由
ブルーライトカットを昼におこなっても効果がない理由は、2つあります。
- ブルーライトは眼精疲労の原因にならない
- ブルーライトはヒトを活発にする作用がある
ブルーライトカットは、1日中やるべきものだと思いますよね。
しかし、実は1日中やってもあまり効果がないのです…。
仕事で普段からPCを使っている場合、驚きではないでしょうか。
先程もご紹介した通り、夜にブルーライトカットすることは、有効です。
しかし、昼間にブルーライトを防いでも、あまり効果がないです。
昼間のブルーライトカットにあまり効果がない理由をご説明します!
ブルーライトは眼精疲労の原因にならない
ブルーライトは、眼精疲労やドライアイの原因にならないという研究があります。
ブルーライトカットをすると、眼精疲労やドライアイが軽減されるイメージですよね。しかし、科学的な証拠はないようです。
スマホやパソコンを長時間見続けると目が疲れてくるのはなぜ?
理由は、画面を近い距離から集中して見ることにより、まばたきする回数が減ることなのです。
スマホやパソコン使用時、眼精疲労を軽減するためには、ブルーライトカットよりもいい方法があります。
「20-20-20ルール」という、眼精疲労に効果的な目の体操をやりましょう。
20分ごとに、20フィート(約6m)先を20秒間見つめるという体操です。
20分ごとにやるのは大変ですが、私も気づいた時におこなって、目を休ませています。
「20-20-20ルール」をおこなう場合は、いつもより多めにまばたきすると、より効果がありますよ!
あなたもぜひ「20-20-20ルール」で目を休ませましょう!
ブルーライトはヒトを活発的にする作用がある
ブルーライトはヒトを活発的にする作用があります。
活発的に過ごすべき昼間は、カットしなくても問題ありません。
活発的になれる理由は、ご紹介した通り、交感神経が優位になるからですね。
実は、パソコンやスマホより、何倍も強くブルーライトを発しているモノが身近にあります。
パソコンやスマホ以外で、私たちの身近にあるブルーライト…それは、太陽です。
スマホ、パソコンのイメージしかなかった…!
ブルーライトは、何かと悪者にされがちなイメージですよね。
しかし、昼間、活発に動ける理由は太陽光からのブルーライトがあるからです。
例えば、朝、太陽を浴びると目が覚めやすいですよね。
朝、日光浴しながらぐーっと伸びをすると気持ちいいです。なんだかシャキッとしますよね。
その理由は、太陽光にブルーライトが含まれているからです。
他には、ブルーライトを浴びた際、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が体内で生成される効果もあります。
セロトニンから、「メラトニン」というホルモンも生成されます。
「メラトニン」は、眠りを誘うホルモンのことです。夜、安眠するには、メラトニンが必須!
毎日、健康的な生活をするために、ブルーライトは必要な存在なのです。
ブルーライトカットの効果はスマホ設定で簡単!
ブルーライトカットの効果は、スマホやパソコンで設定すれば簡単に得られます。
ブルーライトカットと言えば、一番に思いつくのはメガネですよね。
しかし、メガネをすると、不便な面が【5つ】あります。
- 知らないうちにレンズが汚れる
- メガネのフチがいつも視界にあって邪魔
- マスクや温かい飲み物でメガネが曇りやすい
- ディスプレイ以外も視界の色が変わる
- 耳が痛くなりやすい
普段からメガネ着用していない場合、特にデメリットを感じやすいでしょう。
しかし、ブルーライトカットするならわざわざメガネを買わなくてもOK!
スマホやパソコンの設定だけで、ブルーライトカット効果がある画面色に変えられます。
しかも、設定した時刻になったら、自動でディスプレイ色を変えてくれる機能のあるパソコン、スマホがほとんど。
一度設定すれば、意識せずともブルーライトカットできるのです。
私も、スマホとパソコン両方にブルーライトカットの設定をしています。
夜は自動でブルーライトカットモードにしてくれて、朝に自動解除してくれるため、とても便利です!
最初は何だか画面の色が変な感じもしますが、すぐに慣れます。
また、スマホデフォルトの機能だけでなく、ブルーライトカット用アプリもあります。
色濃度を設定できるなど、デフォルトのブルーライトカット機能より、自由度が高いアプリも多いです。
細かくカスタマイズしてブルーライトカット効果を得たいなら、アプリの利用も検討してくださいね。
AndroidとiPhone、スマホでの設定方法もそれぞれご紹介します!
設定のやり方がわからないという場合はぜひ参考にしてください。
なお、ご紹介する方法は2022年12月現在、最新OSのものです。
OSバージョンによっては方法が異なることもあるため、ご注意ください。
iPhoneでの設定方法
iPhoneでブルーライトカットの機能は「Night Shift」と呼ばれています。
設定方法は2通りあって、「設定アプリ」と「コントロールセンター」のどちらかから設定できます。
- 設定アプリを開く
- 画面表示と明るさを選択する
- Night Shiftを選ぶ
時間を指定して自動切換え設定にするか、手動で明日までも選択できます。
自動切り替え設定にしておくと楽なので、おすすめです!
2つ目の方法は、コントロールセンターから設定します。
コントロールセンターとは、画面下部から上に向かってスライドした際出てくる画面です。
音量やWi-Fi設定を、簡易的にワンタッチでできる便利な画面ですね。
- コントロールセンターを開く
- 画面の明るさ(太陽のマークのゲージ)を長押し
- 中央の「Night Shift」のアイコンを押す
コントロールセンターからNight Shiftをオンにすると、再び手でオフにするまではブルーライトカットの状態です。
ただし、設定アプリで自動解除時間を設定していたら、その時間に解除になります。
基本は設定アプリから時間設定しておくのがおすすめです。
設定より早くブルーライトカットを始めたい日は、コントロールセンターから手動で開始するのが効率的ですね。
Androidでの設定方法
Androidでのブルーライトカット機能は「夜間モード」と呼ばれています。
Androidでの設定方法も、とても簡単で、すぐにできます!
- 設定アプリを開く
- 「ディスプレイ」を選択する
- 画面の色の設定で「夜間モード」を選ぶ
- 「今すぐONにする」をタップする
自動切り替えにするには、夜間モード設定画面で「スケジュール」を選びましょう。
自分の好きな時間で設定するか、日の出から日の入りまで夜間モードをオンにすることもできますよ!
時間を決められない場合、とりあえず「日の出から日の入りまで」にしておけば安心ですね!
ブルーライトカット効果は肌に取り入れるべき?
ブルーライトカット効果は目だけでなく、肌にも取り入れるのがおすすめです。
資生堂の研究で、太陽光に含まれるブルーライトは肌が老化する原因だという結果も出ています。
まだ数は少ないですが、ブルーライトカット効果のある化粧品も販売されています。
次からの見出しで、ブルーライトカット効果がある化粧品を【3つ】ご紹介!
しかし、100%ブルーライトカットしてしまうと、体内時計が狂いやすくなります。
夜眠れなくなると、それはそれで肌に悪影響をもたらすため、注意が必要です…。
例えば日光浴の時間をもつなど、工夫しましょう。
光の弱い朝に【15分~30分】、日光浴することがおすすめです!
資生堂アレルバリア エッセンスBB
紫外線カットに加えて、ブルーライトカット効果もある化粧品です。
「アレルバリア」という名前通り、花粉やほこりなど、空気中の細かい汚れから肌を守ってくれます。
色はベージュ系で2色あります。あなたの肌にあったものを選んでくださいね。
ナチュラグラッセ メイクアップクリーム
ナチュラグラッセのメイクアップクリームは、【1本で5役】もあることが特徴です。
- 化粧下地
- ファンデーション
- 日焼け止め
- 保湿美容液
- ブルーライトカット
素肌がきれいに見えるため、ハイカバーではなく自然な質感のクリームを探している場合、おすすめです!
せっけんで落とせるという、嬉しいポイントもあります。
ベージュ2色の他に、肌色補正してくれるグリーン、ラベンダーも用意されています。
赤みが気になる場合はグリーン、透明感重視ならばラベンダーをおすすめします!
ドクターG グリーンマイルドアップサン
ブルーライト以外にも、紫外線やPM2.5などさまざまな有害物質から肌を守ってくれます。
ドクターGは、韓国のドクターズコスメブランドです。
刺激の少ない成分で構成された商品が多く、敏感肌さんにおすすめです。
実際に、グリーンマイルドアップサンもノンケミカル処方です。肌が弱くても安心して使えるクリームなのです!
敏感肌を鎮静するツボクサエキス、ドクダミエキスが配合されているのもポイント。
ただし、白い色のクリームで、カバー力はあまりありません。
カバーしたい場合は、上からいつものベースメイクをすることがおすすめです。
まとめ
- ブルーライトカットで効果を得るなら夜に対策しよう!
- 昼にブルーライトカットしても効果がない理由は2つ!
- ブルーライトカット効果はスマホ設定で簡単にできる!
- ブルーライトは肌にも影響あり!しかし防ぎすぎは禁物
ブルーライトカットの効果についてご紹介しました。
ブルーライトにいい効果もあるなんて、意外だったのではないでしょうか。
ブルーライトを過剰に恐れず、うまく付き合っていきましょう!
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