衣類を柔らかく仕上げ、いい香りにしてくれる柔軟剤。
多くの人が使っていると思いますが、あなたはそんな柔軟剤の使い方に自信がありますか?
全自動洗濯機が主流になったことで、柔軟剤の使い方について、あまり考えたことがないのではないでしょうか?
たしかに、あまり意識した事がないかも…
柔軟剤の正しい使い方は、洗い方によって様々です。
様々とは言っても、難しく考える必要はありません。
どんな洗い方でも、共通しているポイントがあります。それは、「最後のすすぎ」で柔軟剤を投入するという事です。
洗い方に合わせたの使い方や、香りの付け方など、気になる疑問をまとめました。
柔軟剤は正しい使い方がある!投入は最後のすすぎ段階!
正しい柔軟剤の使い方、それは最後のすすぎで投入する事。
最後のすすぎとは、洗剤と柔軟剤が混ざり合わないタイミングのことを指します。
混ざるとどうなるの?
洗剤と柔軟剤が混ざってしまうと、お互いの効果を打ち消しあってしまい、汚れが落ち切らない原因に繋がります。
ここからは、洗濯機や手洗いの場合など、方法に合わせた柔軟剤の使い方を解説します。
全自動洗濯機の場合
全自動洗濯機の場合の柔軟剤の使い方は、洗濯前に「柔軟剤投入口」に入れる事。
そうすれば、あとは洗濯機が自動で最後のすすぎのタイミングで投入してくれます。
縦型やドラム式など、お使いの洗濯機によって投入口の場所は異なっているので、確認してみてください。
くれぐれも誤って「洗剤投入口」に入れないようにお気を付けくださいね!
二層式洗濯機や手洗いの場合
今はあまり見かけませんが、投入口の無い二層式洗濯機や、手洗いの場合はの柔軟剤の使い方は、洗剤を流し終わった、最終的なすすぎのタイミングで加えます。
手洗いの場合は、数分間揉み込むようにしてから、水気を切りましょう。
柔軟剤は洗い流す必要がないので、衣類になじませたあとに再度すすがないように注意してください。
柔軟剤の使い方で香りを残すために効果的な方法3選
正しい柔軟剤の使い方が分かったところで、次に気になるのは効果的な香りの残し方なのではないでしょうか?
お気に入りの香りの洋服が着たい!
私も初めて一人暮らしをした時には、お気に入りの香りに囲まれるのが嬉しかったです。
しかし、しばらく経ったある時「なんだか最近香りがしなくなったような…」と気づいたのです。
私と同じように香りについてお悩みの方に、香りをしっかり残せる柔軟剤の使い方ついて、実体験も交えてお話しします。
衣類の汚れをしっかり落とす
柔軟剤の香りを付けるには、衣類の汚れをしっかり落とすことも重要です。
理由は、落としきれなかった汚れが蓄積すると、臭いの原因になってしまうから。
正しい柔軟剤の使い方でも、汚れが落ちていないと意味がありません。
汚れをしっかり落とす方法としておすすめなのが、酸素系漂白剤を利用したつけ置き洗い。つけ置き洗いの仕方はこちら。
- バスタブなど、つけ置きしたい衣類が入る容器に、40℃~60℃のお湯を溜める
- お湯の量に合わせた規定量の酸素系漂白剤を入れる
- お湯にしっかり漬かるように衣類を入れる
- 1,2時間程度放置し、水気を絞ったら、普段通りに洗濯する
実際に私も、定期的につけ置きをしてから洗濯をしていますが、香りの付き方がまったく違います。
これだけで解決することも多いので、初めに試す方法としておすすめです。
部屋干しにしてみる
香りを残す方法としておすすめな方法の2つ目が、部屋干し。
部屋干しなんて、生乾き臭がするんじゃ…
たしかに、「部屋干し=生乾き臭」のイメージは強いですよね。
しかし、柔軟剤の香りを残すには部屋干しがおすすめなのです。
なぜなら、外で干すと直射日光や風で香りが飛びやすいから。
そもそも生乾きのイヤな臭いは、衣類が長時間湿った状態になることが原因の一つです。
サーキュレーターなどを使って通気性を良くしたり、浴室乾燥を利用して短時間で乾けば、イヤな臭いの発生を抑えることができます。
これを知ってから、私は一度も生乾き臭に悩まされたことはありません。
しばらく部屋干しにしていると、鼻が慣れてしまい、柔軟剤の香りが分からなくなる場合もあります。
その場合は、一度柔軟剤を変えてみると再び香りを楽しめるようになりますよ。
洗濯槽を掃除する
柔軟剤の使い方や干し方に気を付けていても香りが付きにくいなら、洗濯槽の掃除をおすすめします。
せっかく正しい使い方をしても、洗濯槽が汚れていては意味がなくなってしまいます。
ご家庭によっては毎日使う洗濯機は常に湿気があり、カビが発生していることも少なくありません。
面倒ではありますが、月に1回程度の掃除をおすすめします。
最近は100円ショップでも売っているので、試してみてください。
柔軟剤の使い方を工夫してもタオルには不向き!
柔軟剤の使い方として、タオルへの使用はあまりおすすめではありません。
えっ!タオルこそ柔軟剤を使うんじゃないの!?
衝撃ですよね…。私も初めて知った時は常識がひっくり返されたような気分でした。
繊維をコーティングすることで、衣類を柔らかく仕上げるのが柔軟剤の役割です。
このコーティングこそが、タオルにはあまり適さない理由です。
なぜなら、コーティングされることでタオルの吸水率をさげてしまうから。
そうは言っても全く使わないというのに抵抗があるあなた。
規定量より少なく使ったり、柔軟剤の使用を数回に1回に抑えたりするなど、使い方を工夫してみてください。
まとめ
- 柔軟剤の正しい使い方は最終的なすすぎ段階で入れる事
- 手洗いの場合は再度すすがないように注意する
- 香りを残すなら外よりも部屋干しや浴室乾燥を利用する
- タオル類への柔軟剤の使用は控えめに
柔軟剤の基本の使い方から、意外な注意点までを解説してきました。
あなたも柔軟剤の使い方を見直して、面倒な家事を楽しくしてみませんか?
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