寒い冬も終わり、暖かく過ごしやすい春がやって来ましたね。
ポカポカ陽気で心地良いこの季節には、お花見やイチゴ狩り、バーベキュー等々…。
イベントもよく開催されていて、ご家族やお友達とお出かけしたくなりますよね!
しかし、この季節は、毎年のように私たちを苦しめる季節でもあります。
そう、花粉症です。目はかゆいし、鼻はズルズル、喉やお肌の調子も良くない…。
あなたも花粉症の症状で、困っているのではないでしょうか。
そんな花粉症に悩む、あなたにおすすめしたいのがアロマです!
アロマは、あなたを苦しめる花粉症に、有効だと言われています。
この記事では、花粉症のツラい症状に悩むあなたのためにアロマの効果や種類、使用方法について紹介します!
アロマを使って、花粉症を気にせず、春のお出かけを楽しみましょう!
花粉症にアロマが効く!症状別メカニズム
あんなに苦しんでいた花粉症に、アロマが有効!と聞いて、少し驚かれたかもしれません。
アロマが花粉症に効くって本当?なんで効くの?
アロマは花粉症に有効です。効果があると言うのも、ちゃんと理由があります。
花粉症にアロマが効くメカニズムを鼻、目、喉、皮膚の症状別に解説します。
まずは、アロマのどんな作用が良いのか、整理していきましょう。
鼻炎症状
アロマは、主に嗅覚を介して作用すると言われています。
アロマ精油には抗炎症作用を持つ成分が含まれています。その成分の働きによって、鼻粘膜の炎症を和らげる効果が期待できます!
また香り成分が鼻粘膜に働きかけ、脳に信号を送ることで、リラックス効果やストレス軽減効果をもたらすことがあります。
嗅覚からの情報は、脳の情報処理に関わる視床下部に直接伝えられます。
そのため自律神経のバランスを整えたり、免疫力を高めたりする効果も期待されています。
鼻炎症状を和らげるには、抗炎症作用のある精油が効果的です。
主にユーカリ、ペパーミント、ローズマリー等の精油が挙げられます。
目のかゆみ
アロマには、目のかゆみや疲れ、ドライアイ等の症状を和らげる効果が期待できます。
特にリラックス効果のあるラベンダー、ローズ、カモミール等の精油は眼症状に効果的であると報告されています。
ただし、精油を目の周りに直接塗布することは避け、アロマディフューザー等を使用しましょう。
安全にアロマを楽しむためには、アロマディフューザーを使用して、部屋全体に香りを広げる方法が良いでしょう。
喉の痛み
アロマにはリラックス効果の他に、消化器の筋肉を緩める効果があります。
消化器の筋肉が緩むことで、喉の痛みや咳等の症状を和らげる効果が期待されます。
喉の痛みや咳に対して、効果があるとされている精油としてメジャーなのは、ティーツリー、シトラス系、ペパーミント、ユーカリ等です。
ただし、精油の濃度が高い場合には、喉に刺激を与えたり、呼吸器系の炎症の悪化を助長したりすることがあります。
高濃度であれば良いという訳ではないので、適切な量を使用するように心がけましょう!
皮膚トラブル
アロママッサージを行う事により、香り成分が皮膚から吸収されます。
皮膚から吸収された香り成分には、抗炎症作用や鎮痛作用、保湿作用等の効果が期待できます。
それに加えて、アロマ精油に含まれる成分が、細胞内の酵素やホルモンの働きを活性化します。その結果、肌のターンオーバーを整えてくれます。
アロマの働きによって、肌トラブルの改善や美肌効果も期待できるのです。
花粉症に効くアロマのおすすめ精油10選
花粉症にアロマが効果的であることは、ご理解頂けたかと思います。
ひと口にアロマと言っても、精油にはとてもたくさんの種類があります。
どの精油を選べばいいのか分からない!
こんな声も聞こえてきそうですが、安心してください。
そんなあなたのため、花粉症に効くアロマのおすすめ精油をドドンと【10種類】紹介します!
これだけあれば、花粉症の症状を改善してくれる、お気に入りの香りにも出会えるはず!
ティーツリー精油
ティーツリー精油は、オーストラリア原産でマイルドな香りが特徴です。
ティーツリー精油には、テルピネン-4-オールと言う成分が含まれています。
このテルピネン-4-オールは、抗炎症作用、抗菌作用を持つため、花粉症に効果的とされています。
ある研究によると、ティーツリー精油の抗炎症作用によって、鼻腔内の炎症が軽減され、鼻炎症状が改善したとされています。
また、ティーツリーは、アレルギー症状による皮膚トラブルにも効果があるとされています。
ティーツリーは、花粉で荒れがちなお肌の鎮静化にも、一役買ってくれそうですね!
ユーカリ精油
ユーカリ精油は、オーストラリア原産の常緑樹であるユーカリから抽出されています。
コアラが、ユーカリの葉っぱを食べている可愛らしい姿は、あなたも見たことがあるのではないでしょうか。
ユーカリ精油には、シネオールという成分が含まれており、抗炎症作用や鎮静作用があるとされています。
研究では、アレルギー性鼻炎の改善効果が示されています。また、ユーカリ精油は気道拡張作用があり、呼吸が楽になったという声もあります。
鼻炎症状の軽減、喉への作用もあるため、ユーカリ精油は花粉症に有効なのです。
ペパーミント精油
ペパーミント精油には、メントールという成分が含まれており、鎮痛、鎮静作用があります。
鼻水や鼻詰まり等の鼻炎症状や喉の痛み等の症状には、ペパーミント精油の鎮痛、鎮静作用が効果的です。
また、ペパーミント精油の香りは、強い清涼感があり、気分をスッキリ爽快にしてくれます。
カモミール精油
カモミール精油は、カモミールの花から抽出された精油です。
カモミールは古くから、抗炎症作用や鎮痛、鎮静作用があるとされ、民間療法に広く利用されてきました。
花粉症の症状に対しても、カモミール精油が役立つと言われています。
カモミール精油には、α-ビスアボロール、カンフェン、イソブチルアンゲラート等の成分が含まれています。
これらの成分は、抗炎症作用があり、花粉症による炎症やアレルギー反応に効果的です。
また、カモミールは、神経を落ち着かせる効果があるとされ、ストレスによる症状の緩和にも役立ちます。
レモン精油
レモン精油にはリモネンという成分が含まれています。
このリモネンには、抗炎症作用や抗ヒスタミン作用(=抗アレルギー作用)があります。
また、レモン精油は爽快な香りで、気分をリフレッシュさせてくれます。
花粉症の症状は、要するにアレルギー反応によるものです。抗アレルギー作用のあるレモン精油には、とても期待できそうですね!
グレープフルーツ精油
グレープフルーツ精油は、グレープフルーツの果皮から抽出されます。
グレープフルーツ精油には、リモネンやリナロール、カンフェン等の成分が含まれています。
これらの成分は、炎症を抑える効果があり、花粉症に有効です。
ただし、グレープフルーツ精油には光毒性の問題があります。
そのため、使用後に皮膚が紫外線に当たらないように注意が必要です。
シトラスブレンド精油
シトラスブレンド精油は、レモンやオレンジ、グレープフルーツ等のシトラス系精油をブレンドしたものです。
前述したシトラス系のブレンドなので、花粉症に効果があるのは言わずもがなですね。
作用、注意点等に関しても前述のレモン精油、グレープフルーツ精油の特徴を押さえておきましょう。
ラベンダー精油
ラベンダーはハーブの女王と呼ばれることもあり、ヨーロッパ諸国で伝統的に使用されてきた歴史ある植物です。
ラベンダー精油は、抗炎症作用と鎮静作用があります。
この作用は、ラベンダー精油中のラバンジュロールやリナロールが主に担っています。
ラベンダー精油の鎮静作用によって、鼻水や鼻づまり等の症状を和らげてくれます。また、抗炎症作用によってアレルギー反応を抑制することもできます。
ローズ精油
ローズ精油は、ローズ(バラ)の花びらから抽出されます。
ローズは美の象徴です。それに加えて、甘く上品な香りを持つことから、長きにわたって、美容業界等でも用いられてきました。
そんな気高いイメージのローズ精油も、花粉症の症状緩和に、効果があると言われています。
ローズには、ネロールやゲラニオール、シトロネルロール等の芳香族化合物が含まれています。
これらの成分には、強い抗炎症作用があるため、花粉症に効果があると言われています。
ローズ精油を吸入したグループとプラセボを吸入したグループを、比較した研究が行われています。
その研究の結果、ローズ精油を吸入したグループの鼻のかゆみや鼻水、くしゃみ等の症状が改善されたと報告されています。
ただし、ローズ精油は希少で非常に高価なため、軽い気持ちで、安い商品に手を出すと、失敗しやすいので注意が必要です。
ローズマリー精油
ローズマリーは、古くから観葉植物としてよく知られています。
ローズとローズマリーは、混同されることがよくありますが、全く別の植物です。
ローズはバラ科で、世界各地で栽培されています。またローズ精油は花びらから抽出されます。
一方、ローズマリーは、ラミア科で地中海地域原産のハーブです。ローズマリー精油は、葉や花から抽出されます。
ローズマリー精油には、ピネン、カンフェン、ユーカリプトール等の成分が含まれています。
これらの成分は、気道を拡張し呼吸を楽にする作用があります。また、抗炎症作用もあるため、花粉症の症状緩和に役立ちます。
ただし、ローズマリー精油を過剰摂取すると、神経毒性があるため、使用量には注意が必要です。
花粉症に効くアロマの具体的な使用方法
花粉症に効くアロマ精油は、たくさんの種類がありますね!
あなたもいろいろなアロマ精油を試してみたくて、ウズウズしているでしょう。
使用方法が分からない…。
そんなあなたも大丈夫!花粉症の私も行っている、アロマの使用方法を【3つ】紹介します。
これらの使用方法は、誰でも簡単に行えるものばかりなので、ぜひあなたもマネしてみて下さい!
ディフューザー
ディフューザーは、アロマオイルを蒸気にして、部屋中に広げる器具です。
花粉症に対するアロマにおいて、最もポピュラーな方法で、よく推奨されています。
私もディフューザーを使用すると、呼吸が楽になります。部屋が良い香りに包まれる、あの幸福感は何とも言えないですね!
マッサージ
アロマオイルを使用したマッサージは、痛みやこりを緩和する効果があります。
花粉症に対しては、肩や首の筋肉が緩むことで、呼吸が楽になる効果や、皮膚症状の改善効果が期待できます。
ただし、アロマオイルを肌に直接つける場合は、適量を守り、必ず希釈して使用するようにしましょう。
芳香浴
芳香浴は、お湯を溜めた湯船にアロマオイルを数滴垂らして、入浴する方法です。
湯船に浸かることで、アロマの香りが拡散され、呼吸を整える効果が期待できます。
私は、ラベンダー、ティーツリー、シトラス系のアロマオイルをその日の気分で使い分けています。
一日の終わりに、最高にリラックスできる時間になるのでおすすめです!
花粉症に効くアロマを有効に使用するための注意点
ここまで読んでくれたあなたなら、花粉症に対するアロマの効果やメカニズム、精油の種類、使用方法も理解できたかと思います。
最後にアロマをより効果的に使用するための、注意点を整理しておきましょう。
この注意点に気を付けておけば、花粉症に対する効果もかなり高くなるでしょう!
花粉症に対するアロマの効果をより引き出すために、注意点をまとめました。最後の確認にどうぞ。
適切な精油を選択する
もちろんですが、花粉症に対して効果的な精油を選ぶことが重要です。
個人によって適した精油が異なる場合があります。ぜひ、あなたに合った精油を見つけて下さいね!
アロマに興味を持って、より深く知りたい場合は、アロマセラピスト等の専門家に相談するのも良いでしょう。
適切な方法で使用する
アロマは、直接皮膚に塗布する方法や、ディフューザーを使用する方法があります。
花粉症に対しては、ディフューザーを使用して、部屋の空気中に精油を拡散する方法が効果的とされています。
花粉症は皮膚症状が出る場合もあるため、症状に応じて適宜、使用方法を使い分けると良いでしょう。
適切なタイミングで使用する
より効果的にアロマを使用するには、タイミングも重要です。
花粉症の症状が特にひどくなる朝や、就寝前等にディフューザーで精油を拡散することで効果を引き出します。
安全性に注意して使用する
アロマ精油には副作用があり、稀ではありますが、安全性に支障をきたす場合があります。
特に花粉症の場合、アレルギー症状を悪化させる場合があるため、少量の使用からスタートするようにしましょう。
症状と相談しながら、使用量を段階的に増やしていき、安全性を第一にアロマを楽しんで下さいね。
まとめ
- アロマは花粉症に有効!
- 花粉症に効果的な、おすすめアロマ精油は【10種類】
- アロマは【3つ】の使用方法があり、ディフューザーが最もポピュラー!
- アロマは【4つ】の注意点に気を付けると、より効果を引き出せる!
今回は、花粉症に効果的なアロマについて解説しました。
花粉症に有効なアロマは、たくさんの種類があります。ぜひあなたに合うものを見つけてください!
あなたはもう、ツライ花粉症に悩む心配はいりません!アロマの良い香りとともに、快適な毎日を!
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