加湿器はいつからいつまで必要か解説!出番は冬だけじゃなかった!

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秋からどんどん肌寒くなり、加湿器をいつから出し始めるかお困りのあなた!

正直、加湿器は場所も取るし、生活する上で無くてもすごく困る家電ではありませんよね。

私も毎年いつから加湿器を出せばいいか迷っているうちにいつの間にか冬が明けてしまいます。

なんと加湿器は冬だけに活躍するものではないのです!

いつから加湿器が必要かという答えはずばり、暖房としてエアコンを使い始めたときだと言えます。しかも、加湿器は冬だけでなくうまく使えば年中活躍します!

なぜ加湿器はエアコンと関係しているのでしょうか。

今回はエアコンと加湿器の関係性を解き明かしつつ、加湿器の効果を説明していこうと思います。

 

 

加湿器はいつから出番?実は一年中活用できる!

寒がっている女性のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

加湿器をいつから出し始めるか。一般的な回答は10月、11月頃の肌寒くなり始めた時期だといわれています。

また、いつまで出番があるかというと3月、4月頃の日中と朝晩との寒暖差が激しく、まだ暖房に頼る時期までです。

加湿器を稼働させる時期は主に寒いと感じて暖房としてエアコンをつけている時期と考えていいでしょう。

しかし、加湿器の役割をよく理解できれば、一年中加湿器を使っていても問題ありません。

なぜ、加湿器は年中使うことができるのでしょうか。まずは温度と湿度の関係について理解しましょう。

 

湿度と温度の密接な関係性

「加湿器」は文字どおり湿度を加える働きがある家電ですが、「湿度」とは一体何を表しているのでしょうか。

湿度とは、その温度において空気中に存在できる水蒸気の最大量に対し、実際に含まれる水蒸気の割合を表します。以下の計算式で示すことができますよ。

湿度=(空気1㎥中に含まれている水蒸気量)÷(その気温における空気1㎥中の飽和水蒸気量)×100

飽和水蒸気量とは1㎥の空気に含むことができる最大水蒸気量をいいます。

この飽和水蒸気量は気温が上がるにつれて大きくなっていきます。参考までに下の表をご覧ください。

空気(℃) 0 5 10 15 20 25
飽和水蒸気量(g/㎥) 4.8 6.8 9.4 12.8 17.3 23.0

わかりづらいと思いますので簡単な例えを用いて湿度について説明します。

イメージしていただきやすくするため、以下の画像をご覧ください。

間隔を空けて座る人たちのイラスト(映画館・マスクなし)

まず、飽和水蒸気量は席の数だと思ってください。気温が上がれば席の数は増え、気温が下がれば席の数は少なくなります。

次に、水蒸気量は人の数だと思ってください。ここでは人数を4人とします。

湿度は、その席に座れる人数の割合と考えてください。

気温が20℃である時、席の数は8個とします。この時、席に座れる人数の割合は50%となります。

気温が30℃に上昇した場合、席の数は16個へ増えます。その時、席に座れる人数の割合は25%となります。

気温と湿度の関係は、イメージいただけたかと思います。

さて、よく耳にする「湿度」が下がる要因は主に以下の2つです。

  • 気温は変わらないまま、水蒸気量が減少する
  • 水蒸気量は変わらないが気温は上昇し、飽和水蒸気量も上昇する

よって、一般的に暖房をつけると室内の温度が上がり飽和水蒸気量は大きくなるのに対し、室内に含まれている水蒸気量は変わらないため、湿度は低くなると考えられます。

主に加湿器がいつから稼働すべきかという回答は暖房と一緒に使うのが効果的といえるでしょう。

 

加湿器の出番は冬だけじゃない!?冷房時の活用

サムネイル画像

実は加湿器が活躍する時期は、冬の暖房時だけではないのです!

夏場、クーラーをつけた部屋に長時間いると、肌がカサカサしたり、喉が痛かったりという経験をしたことはありませんか。

クーラーの送風に晒され、体内にある水分が乾いたことも要因の一つですが、エアコンの特性も大きく関係しています。

エアコンは室内の暖かい空気を吸って、熱だけ室外機で外に放出し、冷えた空気を室内へ戻すという仕組みです。

エアコンで冷えた空気によって飽和水蒸気量は下がり、飽和水蒸気量を超えて結露した水分は熱と同じように外へ放出されます。

よって冷房時の湿度はそれほど変わらないものの、室内の水蒸気量は減少するため、乾燥していると感じるのです。

したがって、いつから加湿器を使うべきかは、夏場、冷房の効いた部屋で乾燥を感じた時でもOKです。寒い冬の時期だけではないのですね。

 

 

加湿器をいつから使うかは最適湿度でも決められる

結露オンウィンドウガラスフレーム ストックフォト

湿度は一つの尺度として念頭に置きながら、いつからと決めずに乾燥していると感じた時はすぐに加湿器を使うようにしましょう!

人間の最適湿度は一般的に40%~60%といわれています。

最適湿度を下回り、40%以下になってしまうと目や肌、喉などの乾燥を引き起こし、ウイルスが活発になります。そのため風邪やインフルエンザにかかる危険性は高まります。

しかし、乾燥を防ぐためにとむやみに過度な加湿をしすぎるのも危険です。

最適湿度を上回り60%以上にあがると、カビやダニが発生して、家に悪影響を与えるためです。

また、意外ですが過度に加湿すると外気温との差で窓に付着する結露が生じ、部屋の水分が失われる危険性もあります。

最適湿度を超えた加湿の危険性も考慮し、いつから加湿器を利用するかは部屋の湿度状態を見極める必要がありそうです。

しかし、部屋の湿度が何%なのかわかりづらいですよね。そのうえ、最適湿度は結局ひとそれぞれです。

湿度は温度のようにすぐに感じ取ることができないため、いつから加湿器を稼働するかは室内の温度によって決めるのもいいかもしれませんね。

「湿度」は室内の水蒸気量と飽和水蒸気量の関係で大小が決まります。

よって室内に最適湿度になっているからと言って、十分な水蒸気があるかは分からず、快適とは言い切れません。

 

 

加湿器をいつから利用できるかは効果を知れば分かる

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加湿器は漢字の通り、湿度を加える役割を担います。

では、湿度をあげることで一体どのような良い効果を得ることができるのでしょうか。

効果を正しく理解することで、いつから加湿器を稼働すべきかを冬の時期からと限定せず、一年中いつからでも有効的に活用することができます。

 

適度な湿度を保持することできる

いつから加湿器を使うべきかは、冬の寒い時期からの利用が一般的に浸透しています。

実は加湿器を冬に利用することは暖房の乾燥を防ぐだけでなく、冬の大敵である風邪やインフルエンザから身を守る効果も期待できるのです!

空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、ウイルスが体内に入りやすくなってしまいます。

寒い冬は湿度が低く、ウイルスが活発になることに加え、人間の防御機能の低下でさらに風邪やインフルエンザにかかりやすい時期といえるでしょう。

厚生労働省はインフルエンザ対策として加湿器を使って適切な湿度(50%~60%)を保つことを推奨しています。

 

髪や肌、目の乾燥を防ぐ

肌が乾燥すると、水分の蒸発を防ぐ角質層のバリア機能が弱まり、肌内部にある水分も奪われやすくなります。

体内の水分量は成人にして60%〜70%と言われています。

少しでも水分が減ると、髪のパサつき、肌荒れ、ドライアイなど様々なトラブルを引き起こします。

身体の乾燥は様々な悪影響に繋がるため、加湿器の稼働をいつからと定めず、乾燥を感じたら直ちに水分補給に加えて加湿器で身体を潤わせましょう!

 

花粉症対策になる

花粉やインフルエンザウイルスは湿度40%以下で落下速度が遅くなるという性質を持っています。

湿度を高く保つことで花粉やインフルエンザウイルスの浮遊時間を短くして、鼻から吸う危険性を下げることができます。

 

体感温度を上げることができる

気温は同じなのに、春と秋では春の方が暖かく、秋は肌寒いと感じたことはないでしょうか。

日本は季節風の影響で春~夏は湿度が高く、秋~冬は湿度が低く乾燥しています。

高い湿度は体感温度を上げる効果が期待できるでしょう。

秋の少し肌寒い時期や冬の暖房に加えて、加湿器を利用することで体感温度をあげ、簡単に体温調節をすることができます。

 

まとめ

  • 加湿器をいつからいつまで稼働すべきかは主にエアコンを使用するときである
  • 加湿器は冬だけではなく、夏の冷房にも併用して使うことができる
  • 乾燥を感じたら加湿器を使う
  • 加湿器には様々な効果がある
  • 加湿器は様々な効果を持つため、いつからと決めずに一年中稼働して湿度コントロールするのが良い!

いつから加湿器を稼働すべきかの回答は一般的には暖房としてエアコンを使い始めた時と考えて良いでしょう。

しかし、乾燥は冬だけ感じるものではないため、あなたが乾燥を感じたタイミングで加湿器の使用をおすすめします。

加湿器で簡単に湿度コントロールを行い、快適な生活を送りましょう!

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