職場や学校、お出かけ先でのランチに持っていくお弁当。
お弁当を食べようと思ったら、においがおかしい…。
あなたも、お弁当を腐らせてしまった経験があるのではないでしょうか?
特に暑い夏は、どうしてもお弁当が腐りやすくなってしまいます…。
早起きして作ったお弁当が腐ってしまうと、とても悲しいですよね。
そんなあなたへ、お弁当が腐らないようにするコツをご紹介します。
夏のお弁当が腐らないようにするコツは、【7つ】あります!
すぐに実践可能で、明日から使えるかんたんなコツばかりです。
この記事を読むことで、お弁当が腐らないうえ、美味しいおかずのレパートリーも増えます!
食品が腐りやすい夏のお弁当作りに、ぜひ活かしてください!
夏のお弁当が腐らないようにするコツは7つある!
夏のお弁当が腐らないようにするコツは、【7つ】あります!
夏の暑い時期、お弁当は腐りやすく、衛生的にかなり危険であるといえます。
愛情たっぷりのお弁当を腐らせてしまうのは、とても悲しいですよね。
食中毒菌にあたってしまうと、仕事や学業へも悪影響を及ぼします。
そんな悲劇が起きないように、ここで紹介する【7つ】のコツを実践してください!
夏のお弁当は腐らないように管理することがとても重要です。
暑い夏でも、腐らないように安全な状態で、美味しくお弁当を楽しみましょう!
保冷剤や保冷バッグを使用する
夏場のお弁当に保冷剤や保冷バッグは、もはや定番ですよね。
保冷剤や保冷バッグぐらい使っているよ~。
あなたもすでに、これらを使っているのではないでしょうか。
しかし、保冷剤や保冷バッグも正しく使えていなければ意味がありません。
実は、保冷剤や保冷バッグを使っていても、お弁当が腐ってしまうことがあります。
一般的には、【20℃】以上の環境で食中毒菌が繁殖しやすくなるといわれています。
【20℃】以上になってくると、かなり危険な衛生環境です。
安心できる冷蔵環境として、理想的なのは【10℃】前後です。
お弁当の保存は、【10~20℃】が基本と覚えておきましょう!
正しく手洗いをする
あなたは普段から、本当に正しい手洗いを実践出来ていますか?
普段からよく気を付けているから、絶対出来ている!
このように、自信満々で普段の手洗いを誇れるあなたは、すばらしいです!
それでは、本当に出来ているか、正しい手洗いの手順を確認してみましょう。正しい手洗いの手順は、以下【11Step】です。
- 時計や指輪等のアクセサリーは外しておく
- 流水で手を濡らす
- 石鹸かハンドソープをつける
- 手のひらをよく擦る
- 手の甲を伸ばすように擦る
- 指先と爪の間を念入りに擦る
- 指の間を洗う
- 親指と手のひらをねじり洗いする
- 手首も忘れずに洗う
- しっかり流水で洗い流す
- 清潔なペーパータオルで水分を拭きとる
意外と抜けてしまっている工程が、あったのではないでしょうか。
近年の感染症対策としても、正しい手洗いは注目されましたよね。
正しい手洗いを実践することで、食中毒菌が繁殖するリスクはかなり減らせます!
あらためて、あなたが何気なく行っている、普段の手洗いを見直す機会にしてください!
お弁当箱と調理器具を十分に殺菌消毒する
お弁当箱と調理器具も、清潔なものを使用しましょう!ここの対策が抜けてしまっている場合も、非常に多いです。
当然、お弁当箱や調理器具の清潔が保たれていないと、食中毒リスクは増大します。
よくやってしまいがちな間違いの例として、以下【3つ】があります。
- 目に見える汚れを落とすだけ
- ふたのパッキンを外していない
- 洗った後、十分に水分を拭きとらない
どうでしょう。普段のあなたは、これらに当てはまっていませんか?
これらすべて、食中毒菌が繫殖しやすい環境を作ってしまっていて、とても危険な状態です。
食中毒のリスクを考えれば、衛生面は、少し過剰に意識するくらいで丁度良いです。
お弁当箱や調理器具は、必ずきれいな状態を保ちましょう!
殺菌効果のある食材を使用する
殺菌効果のある食材を使用するのも、食中毒予防に有効です。
殺菌効果のある代表的な食材は、以下【6つ】があります。
- 大葉(青じそ)
- 梅干し
- お酢
- しょうが
- わさび
- 唐辛子
大葉に含まれるぺリラアルデハイドやリモネンには、殺菌効果があります。さらに、茶色くなりがちなお弁当のカラーバランスを整えてくれます。
よく区切りとして、バランが使用されますが、殺菌効果のある大葉を取り入れてみてください!
梅干しを乗せたごはんが腐りにくいという話は、よく耳にします。あなたも聞いたことがあるかもしれません。
実は、ごはんの梅干しが乗っている部分に限った話なのです。
そのため、梅干しは種を取り除いて、ごはんに混ぜ込むのがオススメです!
梅干しはごはんに混ぜ込むことで、より高い殺菌効果を期待できます。
お酢に含まれる酢酸は、酸性なのでpHを下げる効果があります。
菌はpHが低い環境になると、弱って機能が低下します。これがお酢による殺菌効果の正体です。
しょうが、わさび、唐辛子は香辛料です。香辛料の殺菌効果も有名ですね。
使い方としては、お肉や魚に下味をつける際が使いやすいです。
香辛料は殺菌効果だけでなく、味のアクセントとしても大活躍してくれます!
殺菌効果と味のマンネリ化防止も兼ねて、積極的に使っていきましょう!
汁気の多い食材に注意する
汁気が多い食材を取り扱う際は、特に注意しましょう。
水分の多い環境下では、食中毒菌が繁殖しやすくなってしまいます。
衛生面の管理に注意が必要な食材は、以下【5つ】です。
- 肉
- 魚
- たまご
- イモ
- 葉物野菜
肉や魚、たまごを取り扱う際は、汁が他の食品に付かないよう注意してください。
加熱前の肉、魚、たまごを扱ったら、都度手を洗うようにしましょう。
イモ類は、デンプンや水分が多く含まれ、傷みやすい食材とされています。葉物野菜も水分が出やすく、食中毒菌が付着しやすいです。
これら【5つ】の食材を扱う際は、先述した香辛料が有効になります。
香辛料を使って下処理を済ませることで、殺菌効果が得られます!
その他の対策として、しっかり加熱することや、水分をしっかり切ることが有効です。
暑い夏の食中毒対策として、水分にも着目してみてください!
冷ましてから詰める
おかずは必ず、冷ましてからお弁当箱に詰めていきましょう。
あなたも作ったおかずを、冷まさずに詰めてしまっているのではないでしょうか。
実は私も熱いままのおかずを、お弁当箱に詰めてしまっている時期がありました。
加熱したおかずを、熱いまま詰めてしまうと、お弁当が腐りやすくなってしまいます。
腐りやすくなってしまうのは、先述した水分による影響が大きいです。
おかずが熱いまま詰めると、お弁当箱中の温度や湿度が上がります。
蒸れることにより出来た水滴が、食中毒菌繁殖の原因となるのです。
おかずは必ず、冷ましてからお弁当箱に詰めましょう!
濃い味付けにする
細菌の増殖を防ぐには、少し濃い味付けにすることも有効です。
塩や砂糖を多めに使用することで、食材の水分を吸収してくれます。
水分が少なくなると、菌の増殖を抑えられるため、腐りにくくなります。
夏はよく汗をかきますよね。少し多めの塩分や糖分摂取はミネラル補給にもなります。
そのため、熱中症対策という意味でも、濃い味付けは夏にぴったりです!
夏のお弁当を彩るオススメおかずレシピ3選!
夏のお弁当にオススメしたいおかずレシピは、【3つ】あります!
おかずのレパートリーが増えると、もちろん嬉しいですよね。
今回紹介するおかずは、お弁当用のかんたんレシピなので、忙しい早朝でもササっと作れます!
私が美味しいと思ったものだけを紹介するので、味に関してもお墨付きです。
夏のお弁当は、食中毒がどうしても気になってしまいますよね。
今回は、夏のお弁当用に使いやすいよう、腐りにくい食材を選びました。
衛生面にも安心して、おかずレシピをぜひ活用してください!
大葉豚バラ肉巻き
大葉豚バラ肉巻きは、私が個人的に大好きなお弁当のおかずです。
豚肉の旨味と大葉のさっぱり感が、絶妙にマッチします!
お肉とさっぱりした食材の組み合わせは、やっぱり人気ですね。
先述した通り、大葉には殺菌効果があるので食中毒予防にも効果的です。
そんな優秀な大葉豚バラ肉巻きのレシピは、以下【9step】です。
- 大葉の軸を落とし、縦半分にカットする
- 豚肉を広げ、塩コショウ、片栗粉をふる
- 豚肉に大葉を乗せ、手前から巻く
- フライパンを用意し、中火で焼く
- 焼き色を確認し、転がして全面焼く
- 酒を回し入れる
- ふたをして、弱火で【2分】蒸し焼きにする
- ポン酢とバターを加え、炒める
- 冷ましたら完成!
豚肉と大葉を巻いて焼くだけなので、とてもかんたんですよね。
私は、梅やチーズもプラスして、日によってアレンジを加えています!
大葉は幅広く使う事が出来るので、あなたなりのアレンジを考えても面白いかもしれません。
スパイシーカリフラワー
スパイシーカリフラワーは、しょうがとスパイスを使用したおかずです。
そのため、夏バテ解消に対して、高い効果を発揮します。
スパイシーカリフラワーのレシピは、以下【6step】です。
- しょうが、にんにく、ガラムマサラ、クミン、ターメリック、塩、黒コショウ、はちみつ、ごま油を混ぜ合わせる
- フライパンでオリーブオイルを温める
- みじん切りのたまねぎを透明になるまで炒める
- カリフラワーを加えて、少し炒める
- 1を加えて炒める
- 冷ましたら完成!
高い防腐効果があるしょうがやスパイスを使用しているので、食中毒予防としても優秀なおかずです。
スパイスも汎用性が高いので、いろいろ応用出来そうですね!
夏野菜のピクルス
ピクルスは、お酢や塩、砂糖を使用するため腐りにくい特性があります。
腐りにくく、さっぱりした味わい、きれいな彩りは、夏のお弁当で大活躍間違いなしです!
夏にぴったりなピクルスのレシピは、以下【9step】です。
- (野菜)パプリカ、きゅうり、大根、にんじん、みょうがを用意する
- それぞれ下処理を済ませ、食べやすい大きさにカットする
- 全体に塩をまぶし、【1時間】置く
- (ピクルス液)鍋に水、白ワイン、塩、砂糖、お酢を投入し、中火で沸騰させる
- 火を止める
- お好みで香辛料を入れる
- 粗熱をとる
- 野菜の水分を切り、保存袋に入れる
- 粗熱がとれたピクルス液を入れて、冷蔵庫で一晩漬けこんだら完成!
特に難しい工程もないので、とてもかんたんです!ぜひ、熱い夏のお弁当に取り入れてみてください。
夏のお弁当に欠かせない便利アイテム3選!
夏のお弁当に欠かせない便利アイテムは【3つ】あります。
夏のお弁当で大切なのは、菌から守ることと、温度管理です。
ここで紹介する便利アイテムは、これらをかんたんに叶えてくれます!
暑い夏のお弁当を食中毒菌から守るために、便利アイテムを活用しましょう!
保冷剤
保冷剤は、夏のお弁当にとって必須アイテムですよね。
夏のお弁当を腐らせないためには、温度管理が命です。
何個くらい入れればいいの?
保冷材の個数は、お弁当を食べるまでにかかる時間で決めましょう。
保冷剤【1個】の場合は、【2時間】程度。外出後あまり時間が経たないうちに食べる場合です。
【2個】で【3~4時間】。学校や職場のランチには、少し不安ですね。
【3個】で【5時間】程度の保存が可能です。このくらいあればある程度安心できますね。
安心してお弁当を食べられるよう、基本的に保冷剤は【3個】使用しましょう。
保冷バッグ
夏のお弁当は、温度管理が大切だと口酸っぱく伝えてきました。
先述した保冷剤と併せて使いたいのが、保冷バッグです。
保冷バッグを使用した場合では、冷蔵可能時間が約【1時間】延長出来ます。
私も保冷剤と保冷バッグは、必ず併用しています。夏は絶対に欠かせないアイテムです!
大切なお弁当を守るため、保冷剤と保冷バッグは、必ず併用するようにしましょう!
抗菌シート
抗菌シートは、菌の繁殖を防ぐことが出来る便利アイテムです。
抗菌シートには、接触型と拡散型の【2種類】があります。接触型と拡散型は、効果発揮の仕組みが異なります。
接触型は、銀イオンにより、菌の構造を変化させ、機能停止させます。
そのため、抗菌シートが接触している面しか効果を発揮出来ません。
拡散型は、わさび等の辛み成分が蒸発することで、お弁当全体に広がります。
殺菌効果はお弁当全体に広がるため、接触型より効果的です。
拡散型は、わさび等のにおいや味が気になる場合もあります。
においや味が苦手な場合は、接触型の使用がオススメです。あなたの好みで使い分けましょう!
まとめ
- 夏のお弁当が腐らないようにするコツは7つある!
- 夏のお弁当にオススメしたいおかずレシピは3つある!
- 夏のお弁当に欠かせない便利アイテムは3つある!
夏は海やプール、バーベキュー等の楽しいイベントがたくさんあります。
そんな楽しい夏に、腐ってしまったお弁当を食べてしまわないように、この記事で対策してください!
あなたが美味しくて愛情たっぷりのお弁当を、安心して食べられますように。
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